スモールビジネスは小さく初めて大きく育てるため、リスクを小さくして誰でも取り組めるビジネスです。
サラリーマンの副業もスモールビジネスのひとつで、誰でも自分のスキルや経験を元に始める事ができます。
とはいえ、アイデアがないという人も多いのではないでしょうか?
そこで、スモールビジネスのアイデアを出す思考法をシェアします。
スモールビジネスのアイデア出しの思考法
スモールビジネスといっても、ビジネスには変わりありません。
お金をいただく以上はしっかりとしたアイデアを考えて、持続性のあるビジネスとして育てていきたいですね。
そのための思考法は、まずは自分のスキル・経験・知識の棚卸から始めるといいです。
自分に何ができるかを知る棚卸
自分の棚卸は、手順があります。
やみくもに棚卸しても、手が止まります。
やってみると分かりますが、自分のスキルや経験などを棚卸しようとしても、なかなか書き出せません。
コツは、客観視をすることです。
他者との比較を意識しながら、自分のやってきた事を小さくてもいいのでどんどん書き出します。
年代ごとの棚卸
棚卸にはコツがあります。
それは年代ごとに区切ることです。
- 小学生時代
- 中学生時代
- 高校生時代
- 大学生時代
- 社会人1年生から25歳まで
- 26歳から30歳まで
- 31歳から35歳まで
こんな感じで5年ごとに区切ったり、あるいは10年で区切るのもありかもしれません。
その時は自分で調整してみましょう。
小学校時代の習い事やスポーツで結果を出したり、あるいは成果は出ていないけど、例えば習字で500枚の半紙を使って練習をした、というのも実は視点を変えると自分の強みになります。
数値化を探す
先ほど習字の例を出しましたが、数値化できるところを探しましょう。
人の相談にのった、のであれば、延べ人数で何人なのか?
サポート部門にいて、のべ何件のサポートをしたのか、月に何冊本を読んだのか、レポートをいくつかいてきたのか、など数値化できるポイントは意外とあります。
自分のSWOT分析
マーケティングを勉強した人は分かりますが、SWOT分析は現状の自分のポジションを分析する手法ですが、自分の棚卸にももちろん使えます。
自分の強い、弱みを書き出します。
その後、自分が参入しようと思う市場にある機会と自分のポジションが脅かされる可能性のある脅威を書き出します。
強み、弱み、機会、脅威が分かるとどうなるのか?
ポジショニングができる、という事になります。
ポジショニングとは立ち位置ですから、お客さんから見てニーズやウォンツに合致した商品・サービスを扱っていると、判断されるものとなります。
SWOT分析を通じて、スモールビジネスの展開方法や立ち位置を決めるために、SWOT分析はとても役に立ちます。
強みと弱み
自分の強みと弱みを書き出します。
自分はこんなことができる、こういう特技がある、こんなことをやって数字を元にした実績がある、というのが強みです。
逆に、これはどうしてもできない、チャレンジしても能率があがらないものある、過去のトラウマで取り組みたくない、というものは弱みになります。
機会と脅威
機会と脅威を書き出します。
機会は、自分の強みから見て、ビジネスとして追い風が吹いていたり、世間の興味関心が高まっていたり、制度が整備されつつある、などとなります。
また、弱みをカバーできる環境にある、というのも機会となります。
脅威は、自分の強みをスポイルしてしまうような環境がある、強みが活かせない環境となっている、などがあります。
キャリアの軸をずらす
SWOT分析は現状の自分を分析するのに非常に役立ちますが、分析結果を自分のキャリアとは違うところにずらして当てはめてみましょう。
今の自分のキャリアで分析をしてみるのはとても大切ですが、キャリアからずらしたところで再度分析をすると、違ったビジネスアイデアが産まれる事があります。
ビジネスは何が当たるか分からないので、できるだけアイデア出しはたくさんしていきたいですよね。
マインドマップにまとめる
こうした分析の結果からビジネスアイデアをマインドマップにまとめていきましょう。
その後はやるべき事を順序だてて、行動に移していきます。
ビジネスはやってみないと成果が出るかどうかは分かりませんから、少しでも行動してみて、目標に近づいているかどうかを検証します。
スモールビジネスの場合は、投資するお金もそんなに必要ではないので、気軽にテストができます。
まずはオウンドメディアを構築しながら、見込み客となるリストを少しずつ集めて、成果を出していきたいですね。
まとめ
スモールビジネスのアイデア出し思考法は、自分の棚卸から始めるのが効率的です。
棚卸とは、そもそも自分に何ができるのかを知る手段ですが、そこからビジネスのネタへシフトする事でビジネスアイデアに繋がります。
マーケティングの分析手法であるSWOT分析を自分に当てはめる事で、棚卸した情報をまとめる事ができます。
最後にマインドマップのまとめて、アイデアをまとめます。