起業や副業を考えている40代・50代の会社員にとって参考になる、インターネットを活用したビジネス構築のノウハウをお伝えします。
副業も含めて、起業というと何か大きな事のように思うかもしれません。
今は小さく初めて大きく育てるといった環境が揃っているので、ビジネスを始めるのであればスモールタートでリスク回避しながら起業をするのがオススメです。
スモールスタート起業・副業が良い理由
スモールスタート起業は、文字通り小さく始めるという意味です。
アフィリエイトブログを作ったりして、収益を発生させるビジネスは、大きな資金が必要ないという事ではスモールスタートビジネスです。
会社員をしながら副業・企業をしようと思った場合、ひとつ大きなアドバンテージがあります。
それはお給料で生活を担保しながら、企業・副業のチャレンジが出来る事です。
それでは詳しく見ていきましょう。
資金面の心配
独立起業してすぐにお金が儲かると思っていると、痛い目を見ます。
独立後にすぐに収入がある人は、独立前にしっかり準備した人だけです。
通常、ビジネスを軌道に乗せるには数ヶ月以上の時間がかかります。
いきなり生活できるほどの売上が上がる事はほとんどありません。
会社員をやめるときに開業資金として数百万円あったとして、どの程度もつと思いますか?
仮にコンサル業をやろうと思って300万円を開業資金として準備します。
事務所は借りずに、また営業にかかる交通費も最小限として考えます。
ただし、広告だけは打たないと集客は出来ませんから、広告費が大きな支出として考えます。
月30万円の広告費を使うと、単純計算で10ヶ月です。
でもそうは問屋が卸しません。
なんやかんやで支出がかさみ、広告運用初期の失敗なども考えると、300万円は良くて半年しかもたないでしょう。
そうなると、会社員をしながらちまちまと広告に投資して、ビジネスを小さくスタートした方がリスクは最小限になります。
毎月、しっかりとお給料が入る安心感があるので、お金で鬱状態になる事を避ける事が出来ます。
これもビジネスをしていく上で、大きな要素です。
失敗の積み重ね
さらに、会社員であればビジネスや副業の失敗で、大きく躓く事はありません。
これが独立起業の場合、失敗は損失を意味しますから、資金喪失でビジネスの継続が出来なくなります。
会社員であれば、小さな失敗も、あまり好ましくはないけど、大きな失敗も、さほど問題にはなりません。
このアドバンテージは、会社員だからこそです。
副業・起業の現実とは?
副業や起業は思ったほど華やかではないかもしれません。
わりと地味な事の繰り返しで、ようやく成果が出始めます。
成長曲線では、横軸に時間、縦軸に成果を表し、時間をかけたらその分だけ成果が上がっていく、ということにはなりません。
ある点までは、時間をかけても成果が出ないので、やってもやっても地をはうような成果が続きます。
でも、ある時にいきなり成果が上がり始めて、急上昇するような曲線を描きます。
初速は遅く、ある程度時間をかけて、ウワッと上がっていくようなイメージです。
会社員をしながらの副業・起業であれば時間確保も問題になります。
副業は時間確保の戦い
副業にしろ起業にしろ、成果が出るまでは一定以上の作業をしなければなりません。
つまり、一定以上の時間を投入して作業をしないといけません。
ランサーズなどのクラウドソーシングでライティングの仕事などを請け負うのであれば、すぐに小銭は稼げます。
でも、それだとコンビニで働いているのと同じで、時間の切り売りという労働となります。
できれば新しいスキルを身に付けながら、人の役に立つ自分のビジネスを構築すべきです。
イキナリ起業のリスク
先にも書きましたが、いきなり起業をすると成果が出るまでに開業資金を溶かしてしまいます。
そのため、独立起業する前に副業でスモールスタート起業をしていくことで、リスクを軽減する事が出来ます。
起業というのは、自分のコンテンツが市場に受入れられて、お客さんがついて、売上が上がっていくのに時間がかかります。
自分のコンテンツをすでに用意していても、集客はお金がかかります。
お金があって、広告が打てても、販売ページなどの作成はノウハウが必要です。
お金をかけたからといって、すぐに売れるようなことは稀です。
販売ページのなどのランディングページにかかるライティング能力を身に付けて初めて、ビジネスが回り始めます。
商品力(コンテンツ)、ライティング力、広告、セールスクロージング、そういった一連のマーケティングスキルが必要となります。
できれば副業をしながら、こうした能力を身に付けていくのが、将来の起業に役に立つ事になります。
副業でのスモールスタート起業の方法については、次で述べていきます。
スモールスタート起業・副業の方法
スモールスタート起業・副業の立上げは、順番があります。
1.ビジネスの領域を決める
2.ターゲットを決め、自身をポジショニングする
3.商品(コンテンツ)作り
4.集客などのマーケティング
それぞれを詳しく見ていきましょう。
1.起業・副業の領域を決める
領域というのは、どういったビジネスドメインなのか、ということです。
コンサルタント業か、コーチングか、コンテンツ販売なのか、ウェブサイト作成なのか、などなど。
自分の持っているスキルと、市場のニーズを照らし合わせて、領域を決めていく事になります。
例えば、会社員で海外営業をしているのであれば、海外への販売代行や海外営業代行ができるでしょう。
今は、ウェブサイト経由で海外にも積極的に販売したい起業はたくさんありますが、地方の会社は人材がいないためにECサイトの立上げも苦労しているところがあります。
そういったところには、海外販売代行にプラスしてECサイト立上げ支援の仕事もあります。
次に起業・副業の領域を決めてから、お客さんを絞っていきます。
またポジショニングをして、競合他社との差別化を図っていきます。
2.ターゲティングとポジショニング
ターゲティングとは、どんなお客さんを相手にしていくのかを決める事です。
全ての人がお客さんになれば、それはそれで嬉しいですが、そんなことは不可能です。
お客さんにはそれぞれ悩みがあって、個々で違ってきます。
お客さんが抱えている悩みを見つけて、あなたのスキルで解決してあげると、ビジネスになります。
また、どこの誰か分からない人に対して、仕事を発注する事はありません。
自分がどんなスキルを持っているのか、を示す必要があります。
市場の中には、いろんな競合他社がいます。
それぞれ得意なところは少しずつ違ってます。
その中で自分はどこのポジションをとっていくのかがポジショニングです。
お客さんに認知してもらわなければ、ビジネスはもらえませんから。
3.自分の商品の作り方
ポジショニングまで出来たら、次はお客さんのニーズに合わせて商品作りです。
自分が売れると思う商品をいきなり作って、お客さんに提示しても、なかなか売れません。
なぜならお客さんの悩みが反映されていない可能性があるからです。
つまり、商品作りはこのようにしていきます。
1.まずはお客さんの悩みを理解する
2.その悩みを解決する商品を作る
くれぐれもやってはいけないのは、自分の思い込みで商品を開発したり、自分のスキルがこれだからこんな商品しか作れない、ということです。
商品作りについては、こちらの記事が参考になります。
4.売るためのマーケティング方法
商品までできたら、次は販売です。
販売するには、ウェブサイトやFacebook/Twitter/InstagramなどのSNSに記事をアップしただけではなかなか売れません。
売るための導線作りをして初めて商品が売れます。
それではマーケティング内容を見ていきましょう。
1.広告やウェブサイト/SNSなどからの集客
2.メールアドレスなどのリスト収集
3.メルマガなどでの情報提供・関係構築
4.販売
簡単にいうと、このようなステップになります。
各ステップでは、やるべき事が細かく分かれています。
スモールスタート起業であっても、やる事は普通の起業と同じです。
ただ、ステップを細かくして少しずつ前に進めていくのがスモールスタートなので、副業として自分のビジネスを構築するのに向いています。
まとめ スモールスタート起業・副業は最適な選択
スモールスタート起業・副業は、小さく初めて大きく育てる起業法です。
副業として始めれば、資金的にも余裕があって、精神的にも楽です。
小さく始めれば、失敗をしたとしてもリカバーは簡単です。
通常の起業と同じように、ターゲティング、ポジショニング、商品作り、マーケティングは必要です。
今の収入にプラスして数万、数十万の副収入や、将来の独立起業に向けた準備として、スモールスタート起業にチャレンジする価値ありですね!