ヒーローズジャーニーの仕組みと書き方、映画の作り方から学ぶプロフィールの作り方

マーケティング

ヒーローズジャーニーはハリウッドやディズニーの映画のプロットで活用されている理論です。
ジョーゼフ・キャンベルの著作「千の顔をもつ英雄」に書かれている神話のストーリーの類似性を、クリストファー・ボグラーが彼の著作「The Writer’s Journey」でストーリーを理論として再定義したと言われています

ヒーローズジャーニーは以下の構成となっています。
英語ですけど、ちょっと見てみてください。

1. The Ordinary World
2. The Call of Adventure
3. Refusal of the Call
4. Meeting the Mentor
5. Crossing the First Threshold
6. Tests, Allies, Enemies
7. Approach to the Inmost Cave
8. The Ordeal
9. Reward (Seizing the Sword)
10. The Road Back
11. Resurrection
12. Return with the Elixir

次に、それぞれ12個のプロットに日本語を充てました。
また、図にしてあるのできっとすっきり見えるはずです。

ヒーローズジャーニーを構成する12要素はコレ


上の画像の通り、日常の世界から始まって、最後の宝を持って帰還まで順番に12個のプロットが展開されます。
映画を観ていると、ほとんどがこの流れであることに気がつきます。

特に冒険映画やアクション映画、個人が成長する映画はほとんどがこのプロットを踏襲しています。

日常生活を送っていたのに、何か知らないけど事件に巻き込まれ、そして日常から離れなくてならず、そして敵が現れ、強い敵を前に挫折して、そして復活して、帰ってくる。
平たく言えばこんな感じですね。

1.日常の世界 The Ordinary World

とある平凡な少年が、普通に生活を送っているところから始まります。
どこにでもいる普通の少年が、なんの変哲もない生活になんの疑問もなく普通に過ごしている、現実社会でもそんなものですよね。

ドラクエの主人公も、自分は普通の人だと思っていましたね。

2.冒険へのいざない The Call of Adventure

ある日、何かを拾ったり、何かが起こったりして、特殊な能力が身に付きます。
そうすると最初は面白いと思って、その能力を使いまくります。

あるいは、何者かが現れて、冒険に誘われるイベントが起きます。

3.拒絶 Refusal of the Call

そんな特殊能力も使い方を誤って、あるいは思いもしないしっぺ返しをくらって、大変なことが起きます。
そして大変なことの原因は、自分のこの特殊能力が使えるようになったからだと考えます。
その結果、特殊能力を拒絶するようになります。

または、冒険に出ようと誘われているのに、自分はそんな資質もないし、そもそも冒険になんかでたくはない、と思います。

4.メンター(賢者)との出会い Meeting the Mentor

冒険に出たくないのに、メンターが現れて、自分の力が如何に世界の人々の役に立つかを思い知らされます。
メンターに自分の使命や宿命を自覚させられることになります。

このメンターとの出会いが決定打となり、冒険へといざなわれます。

5.敷居をまたいで出発 Crossing the First Threshold

とうとう、何かに背中を押された出発することになります。
この時はまだ力も弱く、意志もなく、自分の使命さえも自覚していない状況です。

そのため、出発はするけれども、まだまだ攻撃力の強くない貧弱な主人公です。

6.試練・仲間・敵 Tests, Allies, Enemies

冒険に出ると、何かしらのイベントが発生します。
このイベントが試練を与え、そして乗り越えることで冒険へと前向きになっていきます。

試練の前後で、仲間が現れます。
サル・キジ・犬が桃太郎の実家にいましたか?
出発してから、道中でひとつずつ現れて、そのやべぇキビダンゴをおくれよ、と。
くれたら、仲間になってやるよ、ということで仲間になります。

さらに、敵が現れて、これからの冒険が波乱に満ちていることを暗示させます。

7.洞窟の奥へ入っていく Approach to the Inmost Cave

洞窟に入るかは別として、ドラクエは洞窟がありましたが、冒険の舞台は物理的に大きくそして深いモノとして出現します。
ゲームのディアブロも洞窟があります。
そして奥に向かえば向かうほど、強敵が待ちかまえています。

魔物に支配された宮殿も、奥へ奥へと誘い込まれます。
敵がいるところは常に深い場所なのです。
そこに至るまでには、数々の難所、試練が待ちかまえています。

8.最大の試練 The Ordeal

そして、最大の試練が訪れます。
それがラスボスの登場であり、あるいは、目の前の敵の真の能力の発現となり、主人公を苦しめます。

ゲームであれば、ここで何度も死に、そして最初からチャレンジを繰り返します。
それでもなかなか勝てないことに、絶望を感じる瞬間でもあります。

たいてい、主人公はここで大きな挫折を味わい、撤退を経験します。

9.報酬(勇者の剣)Reward (Seizing the Sword)

最大の試練に打ち勝つために、主人公は試行錯誤の末、勇者の剣を手に入れます。
あるいは必殺技が書かれている巻物を手に入れたり、実際に身に付けたりします。

ようやく長い試練のトンネルを抜ける目処が立ち、勝利へ向うための準備が整う瞬間がきます。
これでようやくラスボスと闘うことが出来る、と。

ただ、そんなに簡単にことが運ぶことはありません。

10.帰路につく The Road Back

勇者の剣を得て、そして来た道を戻ろうとしてると、そこにも敵が現れます。
せっかくラスボスへ一直線に向かって、進めるはずが、行く手を阻む敵が数多く集まり、襲いかかってきます。

ここで能力を発揮し、知力、体力、技の力で乗り越えていきます。
そして最後の試練へと向かいます。

11.復活と試練 Resurrection

最後の局面を迎え、ラスボスと対峙します。
勇者の剣(技)を携えて、強敵と相まみえていきます。

すんなり勝てるほど簡単な敵ではありません。
最後の最後まで奮闘して、あわやこれまでか、という局面を経て、ラスボスに勝利します。

12.宝をもって帰還 Return with the Elixir

強敵に打ち勝ち、そして宝を得ます。
それはお金であったり、名誉であったり、信頼であったり、さまざまです。

強敵に打ち勝つことで手に入れられるものは、それはそれは最高の宝物です。
最後はハッピーエンドに終わるように、アクション映画は筋書きが設定されています。

なぜなら、最後がハッピーでなければ、誰しも共感を得ることが難しくなるからです。
バッドエンドで映画が終われば、観ているあなたはハッピーですか?

人は共感を感じる物語に深くのめり込む

共感を得るストーリーは、没入感が高くなります。
没入感が高ければ高いほど、自分とのリンクが強くなります。

つまり、信頼感の醸成が出来やすくなります。
信頼をすれば、心を開くことになり、素直にストーリーを受入れることが出来るようになります。

もちろん、共感させるストーリー展開がその大前提となります。
共感できるということは、誰しも同じような思いや体験・経験をしてきているからです。

マーケティングに応用すると

この共感を起点に、マーケティングにヒーローズジャーニーを応用することが出来ます。
共感するということは、自分との距離が縮まって、信頼感が生まれやすくなります。

信頼感があれば、商品の説明やビジネスの哲学を受入れやすくなります。
もちろん、ヒーローズジャーニーだけで全てのセールスページを構成したり、ランディングページを作ったりは出来ません。

サイトの記事やプロフィールなどを作成する時に、使ってみるのがオススメです。
もちろんセールスのコピーライティング構成の一部に使うこともありです。

人の感情が揺り動かされる

マーケティングは、人の心を動かして、購入に結びつけるのが最終目標です。
そのため、いろいろな手法やテクニックがあります。
ヒーローズジャーニー理論ももちろんそのひとつとなります。

逆に、人の心を揺り動かさない文章は、マーケティングの目標を達成しません。
書くだけ全く無駄ですから、どうせコピーライティングをするのであれば、マーケティングをしっかり意識したいですね。

自分のプロフィールにも応用してみよう

最後に、もう一度ヒーローズジャーニーを図を見てみましょう。

ヒーローズジャーニー理論を使ってプロフィールを作り上げていくと、共感を産むストーリーになります。

この記事を書いている時点で、わたしのプロフィールに変更が加えられているかは分かりませんが、まずは自分をヒーローに見立てて、ストーリーを書いてみるのも練習としてはありです。

全ての人が、挫折を経験しているだろうし、人とは違った日常を送った経験があるはずです。
自分は平凡だから、とか、何も取り柄がない、とか、自分が思っているだけで実は人に話しを聞いてもらうと、意外と自分の取り柄だとか強みがだとか、人とは違った宝物があるはずです。

コーチングなどで自分を深堀する機会があれば、絶対にチャレンジしてみた方が良いです。
自分では考えつかなかったことが、コーチの問いかけによって、自分の内面を深堀して、新しい宝に気付くはずです。

そのことからしてすでに、ヒーローズジャーニーなのですよ。

あああ

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