ブログとメルマガ、どっちをやるべきですか?
ネットを介したビジネスにあまり詳しくない人からしたら、どっちをやるべきかという二元論になるのはしょうがないですよね。
でも、そもそも機能と狙いが違うので、これを分離して考えることが事態がナンセンスです。
なぜなら、下記でその理由を話します。
そもそも二元論ではない
マーケティングは、ミックスして初めて相乗効果が現れてくるんですが、収益を最大にしようとするならば、これはマーケティングの大前提となります。
ブログもメルマガもマーケティング手段の一つです。
この図を見てもらうと分かりますが、ネットビジネスと言われるビジネスフォーマットには形があります。
形というより型と言った方が良いかもしれません。
もちろん、今でもこの型は有効だし、この型を外して稼いでいる人を見たことがありません。
現時点では基本の型なので、メルマガオンリーとか、ブログオンリーという二元論は意味がないです。
もちろん、人によってはメルマガで十分稼いでいますよ、という人もいるでしょう。
ただ、その場合はメルマガに登録するためのランディングページは必要だし、そういった意味ではサイトは最低限必要なって来ます。
情報の更新はYouTubeで、メルマガで告知、というのも形としてはありかもしれませんが、その後の商品販売のクロージングでは、いずれにもしてランディングページが必要ということに至っては、マーケティングミックスで捉える必要があります。
次に、マーケティングミックスを考える上で、それぞれのメリットデメリットを見てみましょう。
プル型メディアとプッシュ型メディアのメリットデメリット
プル型メディアであるブログとプッシュ型メディアであるメルマガには、それぞれメリットデメリットがあります。
とはいえ、お互いに補完していくメディアですから、メリットデメリットを個別に挙げて、それぞれを切り離して考えるのは意味がありません。
それぞれのメリットデメリットを理解した上で、補完していくようにマーケティング戦略を組んでいく必要があります。
その視点を持った上で、次を見ていってください。
プル型メディアのメリットデメリット
ブログへのアクセスというのは、検索エンジンによる流入がメインです。
もちろんSNSからのリンクよってアクセスを流し込む糊塗も可能です。
人を引っ張って読んでもらうという意味で、プル型メディアです。
メリットは、一度記事をアップすると検索エンジンでヒットすると、人が訪れます。
また記事が蓄積すると、その分、検索エンジンでヒットする確率が上がります。
テーマはビジネスに沿ったものになるのは当然ですが、そのテーマに合致した記事をいろんなキーワードで書くことで、アクセスを呼ぶ資産となってきます。
逆に、検索エンジンに引っかからなければ、記事をたくさん書いたとしてもアクセスは集まりません。
プル型メディアというのは、待ちのメディアなので、放置していてもアクセスが集まるように作らなければ、徒労に終わるメディアと言えます。
この点が大きなデメリットです。
ではプッシュ型のメルマガはどうなのでしょうか。
プッシュ型のメリットデメリット
メルマガは相手に届けるという意味で、プッシュ型です。
開封率(精読率)の問題はありますが、それでも好きな人のメルマガなら、届いたらまずは読むと思います。
毎日あるいは定期的にメールが届くというのは、便利といえば便利です。
ブログは毎日定期的に訪れるかというと、そうではありません。
自分から定期的に訪れるサイトといったら、ヤフーとかニュース系ポータルサイトという人は多いのではないでしょうか?
自分のブログが毎日更新であればいいでしょうが、毎日ブログを更新するのは起業当初から1年とか2年とかです。
ブログの更新よりも、手軽にメッセージがリアルタイムに伝えられるメルマガを活用する方が、見込み客との関係性も築けるし、販売においても反応がいいし、メルマガのメリットを十分活かすことが出来ます。
逆にデメリットは、リスト取りにお金がかかるということです。
リストがなければ、販売にも結びつかず、発行する労力だけが重くのしかかります。
また、メルマガの発行スタンドは、ほとんどが有料ですから固定費として毎月キャッシュアウトします。
定期収入として、しっかりと収益が上がる仕組みを構築しなければビジネスとしては負担となるのがデメリットです。
マーケティングミックスという考え方
販売においては何事もそうですが、販売に結びつくソース、つまりアクセスの流入源は多様な方が良いのです。
つまり、マーケティングを一つに絞らずに、いくつのアクセスアップの施策を作って、それをミックスして複線化、重層化して効果を最大限にしていきます。
これがマーケティングミックスの基本概念です。
映画のヒットも、単なる宣伝による告知だけではなく、飲料メーカーとのコラボでCMキャラクターに採用したり、主題歌を他のメディアに流したり、書籍や雑誌に告知記事を書いたり(ステマと言われるものですが)、こうしたいくつものコラボレーションを作り上げて、マーケティングをしていきます。
個人で起業する上でも、マーケティングミックスを意識するのはとても大切なことです。
幸い、SNSを活用することで、マーケティングミックスはやりやすくなってきています。
収益があがっているのであれ、広告に投資するもありです。
両方やるべきでしょ
結論としては、ブログは受け皿となり、その受け皿に発生したアクセスをクローズとメディアであるメルマガに誘導してクロージングをする、とう戦略をとるべきなんですね。
とすると、どっちをやるべきか、とうのはまったくもって的外れで、結局は両方やって初めて、ネットビジネスにおけるマーケティングのフレームワークが機能します。
この点が分からないと、ネットを中心としたビジネスを展開する上では、収益を上げるという目標が遠くなるばかりでなく、そもそも収益化が出来ないという事態に陥ることになります。