大学教育では、社会人を対象としたリカレント教育を提供しています。
リカレント教育とは学び直しと言われる生涯学習の仕組みです。
国公私立大学および大学院では、さまざまな講義が用意されていて、社会人であれば自分のキャリアを伸ばすために、受講したくなるはず。
大学におけるリカレント教育、つまり生涯学習はどんなメリットがあるのか考察してみました。
大学におけるリカレント教育の講座
大学が提供するリカレント教育の講座は、社会でニーズのある福祉分野や法律分野などがあります。
工学部なども社会人講座を用意しています。
大学の特色に合わせたリカレント教育講座が、社会人向けに準備されているので、自分のキャリアに合わせて受講可能です。
講座はだいたいどの大学にも用意されています。
仕事帰りで通えるので便利ですね。
大学でリカレント教育を受けるメリット
大学のリカレント教育講座は、理論に裏打ちされているので深いところまで学習できます。
つまり、理論がまずあって、基礎基本がしっかり学べるところにあります。
ここが大きなメリットです。
理論を勉強すると、なぜそうなるのか?という根本の仕組みの理解に繋がります。
問題が起きた時に、理論に照らし合わせて課題の抽出や解決策の検討ができます。
もちろん、理論通りに物事が進むとは限りませんが、やみくもに考えていても解決の糸口は見つかりません。
理論に裏打ちされたフレームワークを利用すれば、事象の捉え方が変わってきます。
思考のプロセスが論理的になるため、課題の発見から解決方法の提示まで割とスムーズに行う力が身に付きます。
こうしたフレームワークの学習と実践は、リカレント教育でより一層重要になってきます。
その点では大学が提供している講座を受講するメリットは大きいです。
先生はその道のプロですから、質問に対する答えは非常に深いところまで用意されていますから。
実学は果たして大学の方が良いのか?
一方で、マーケティングなどの実践・実学はどうでしょうか?
マーケティングはお金もうけに繋がる学問ですが、大学教授はお金儲けをした事がある人は多くないという印象です。
逆に企業でダイレクトレスポンスマーケティングを実践した人の方が、より実践的な内容を教えてくれます。
この点で言うと、大学は実学分野に関してメリットが薄いように感じます。
学び直しは自己投資
生涯教育ということは、収入に直結するものがメインとなるはずです。
趣味で哲学や社会学を勉強したい、という人も中にはいます。
それも生涯学習の形のひとつです。
ただ、やはり収入に直結するような学び直しであれば、大学の講座だけを検討するのは不十分かもしれません。
本業や副業でマネタイズに直結するような講座だと、大学以外でいろいろと存在します。
企業ではリカレント教育に対する投資は、現時点であまり整備されいません。
もちろん、資格取得で手当てがでるということはあります。
それも非常に限定的なので、リカレント教育を考えているのであれば、副業などで自分の収入に直結する講座が魅力的に映りますね。