人生どん底を感じた自分の経験をシェアしたいと思います。
でも、当時の感情の揺らぎとか心理的な閉塞感とか、絶望感というのは文章に表すのは難しいですね。
作家だったらできるのだろうけど、自分にはハードルが高いと思います。
なので、どういう状況だったのか、何をしたのかを中心に書きたいと思います。
書いてしまえば非常にあっさりで短い文章なんで、その点はご了承ください。
仕事がなくなるかも
とある要職に就いていたんですが、とあることでその職を追われる事になりました。
その過程は約5ヶ月ほど続き、その間に心理的なダメージを大きく受けました。
体重も5kg以上減って、顔もやつれてしまいました。
仕事がなくなるかも、というのは50代にとって非常に大きなイベントです。
イベントといえば軽く聞こえますが、出来事といえばなんとなく切迫した印象もあるでしょうか?
鬱ってこういうプロセスで発症して、こういう感じなんだなというのを初めて感じました。
考えてもしょうがない
所詮は借り物の役職です。
自分が築いたものではなくて、その役職をあてがわれているだけ、というのが正直な感想です。
仕事としては面白そうだし、家からも近かったのでアプライしたら、採用してもらった、というのが正直なところです。
ですから、その役職については未練も何もなくて、そろそろ面白くないな、辞めて次の仕事を考えようかな、という人生の岐路にも立っていたわけです。
それが外部要因で仕事がなくなるかも、という状況に立たされました。
悲観していてもしょうがないし、人生どん底で検索しまくって、先人の知恵や思いを探していた時に、ふとあるブログに行き当たりました。
行動のみが現状を変える
そのブログの主は、ビジネスでの失敗で大きな損失を抱えてしまい、残っているビジネスにも大きく影響が出たどん底の状態だったそうです。
当然、誰だって大きな損失があってビジネスが消える瀬戸際だと、冷静な思考は無理です。
その人だって、冷静な思考を持っていなかったとありました。
でも、起こってしまった事をあれこれ考えても、何も変わらない。
どん底の気分を変えるには、何かの目標を持って常に小さくあるいは大きく行動するしかない、と。
その人がまず最初にやったことは、奥さんとディズニーランドに行って気分を変える事でした。
自宅にいても、職場にいても、状況は変わらず、考えれば考えるほど暗くなる状況です。
何をやっても好転しないし、気分も晴れず、頭も動かない状態。
あえて努めて明るくするために、ディズニーランドに遊びに行ったそうです。
その後、この人は新しいビジネスのアイデアを実行に移します。
最初は小さな事しかできないし、成功する確証なんて少しもありません。
でも、じっとしていてもビジネスの失敗でジリ貧だし、だったら次のビジネスのために少しでも行動して、何かの目標を持とうとしました。
何かの目標を持つ意味
目標を持つ意味は、それに向かって意識を集中させて動く事、です。
だからグダグダと失敗を考えているのであれば、目標を作って別の事に没頭して、どん底からの浮上のきっかけをつかもう、と。
そういった事が書かれていました。
その後、その人が成功したのかどうかまでは分かりませんが、当時のどん底は抜けたと書いてありました。
これを読んで、自分はブログ作りを始めました。
また、YouTubeで動画をテストで作ってみました。
YouTubeは一旦休止していますが、ブログは記事を更新し続けています。
どん底は確かにどん底で、うまいこと抜ける事はできませんした。
なぜなら、職を追われて、辞める事になったからです。
ただ、目標を新たに作ってどん底から抜ける事を教えてもらい、そして実行した事で、次の仕事も見つかり、また、家族にとってもベターな道が残せたのは良かったです。
運命論者ではありませんが、人生のどん底の時期があったのはきっと今の仕事を辞める決心をつけるためで、次の仕事への移行は、人生の次のステージと子どもの将来のための必然だった、と思っています。
そういった意味では、どん底の時期で人生最悪の時期であったと思いますが、同時に最良の選択ができた人生の岐路だったわけです。
どん底でいる、人生で最悪の時期にあると思ったら、次の一手を考えて、そしてその一手を目標として、その目標達成のために行動してみるのをオススメします。
行動すれば、気分も晴れるし、イヤな事を頭から追い出して、目の前の事に集中する事で精神状態も良くなってきますから。