駐夫(駐在夫)の悩みや苦しみは想像以上かもしれない

よりよき人生のために

奥さんがキャリアウーマンで、旦那さんよりも稼いでいるご家庭は意外とたくさんあります。
あまり数字として見えないために、いまだに男性の方が給与も多く、仕事も重要だと思っている人は多いです。
男性の育児休暇を取ろうとしても、それはあまり理解されない会社が多いのが何よりの証拠でしょう。

わたしは20年近く前に、うちの奥さんのキャリアを優先させるという決断をし、会社を辞めて、海外駐在についていきました。
もちろん、駐在先では駐在妻ならぬ駐在夫(駐夫)ととして、やや奇異なまなざしで見られながらの生活をしてきました。

駐夫を選択する背景とは

20年前は、男性の育児休暇なんてまったくありませんでした。
奥さんの稼ぎが多いため、髪結いの亭主なんてバカにされたこともあります。

うちの奥さんもわたしも、MBAを持っています。
ただし、奥さんはアメリカ系企業、わたしは日本企業のため、若い時から収入差があります。
MBAを持っていても、どうしても業界や職種が違うために、差は出てきてしまいますよね。

わたしは海外営業だったので、駐在に出るチャンスは割とありましたが、転職したために海外駐在が遠くなりました。
逆にうちの奥さんが海外へ出向のチャンスがあり、家計として日本に残って仕事する方が良いのか、それともわたしが会社を辞めて、海外についていく方が良いのか、経済利得が大きくなる方を選ぶことにしました。

その結果、家族で海外に行くことにして、わたしは駐夫という立場になりました。

駐夫は楽なの?

駐夫は楽ではありません。
家事・育児は想像以上に手がかかります。
もっとも国によってはお手伝いさんを雇いますので、家事からは解放されます。

とはいえ、子どもの世話を100%お手伝いさんに任せるわけにもいかず、またそのようなことは家族と過ごしたいと願うなら本意ではなくなります。
子どものお弁当を作ってあげて、朝ご飯、夜ご飯も作ってあげたいですよね。

駐夫の苦悩とは

一方で、仕事をしないで家にいるのは、結構つらいです。
国によっても、ビザの関係で配偶者は仕事が出来ないことも多いです。

一日中、家にいることになるとはっきり言っていろいろとを考えてしまいます。
ひとりで考えることというのは、ネガティブなことと相場が決まっています。
奥さんは外で働いているので、もちろんわたしの思いなんて分かりません。
夫婦でありながら、意識に距離が出来る感覚がありました。

女性のキャリアを立てるという選択

できる奥様を持つ男性は、女性のキャリアを立てることに理解があると考えます。
まず自分の能力が奥さんには及ばないから、給与が少ない、というのは誰でも考えが及ぶでしょう。
そこに嫉みやひがみはありません。

あるとしたら諦めです。
自分の方が給与が低いのは、高待遇な会社に就職できなかった自分の能力不足である、と。

そう考えると、自然と奥さんのキャリアを立てるのに躊躇はなくなります。
相手の優秀さを認めることは、夫婦としてとても重要なことだと思うのです。

だからこそ、海外駐在のチャンスが出てきたら、応援してあげようと思えるのですよね。

妻のために犠牲になったのか

ただ、そうはいっても、それほど単純に自分がキャリアを捨てて、会社を辞めることに納得できるわけなく。
奥さんのために自分の犠牲が本当に必要だったのか、と受入れるには時間がかかりました。

きっと今、世界中にいる駐夫のみなさんも同じではないでしょうか。
妻のために自分のキャリアを犠牲にしたことは、果たして良かったのかと。

駐夫は仕事しているのか

駐夫は、キャリアを中断させて海外に出てきたので、ほぼ全ての人はまた仕事をしたいと考えているのではないでしょうか?
男は仕事をして当たり前、という観念はどの年代でも根深く意識の中にありますから。

先にも述べた通り、ビザの関係で配偶者が働いても良い国と働いてはいけない国があります。
赴任した国の影響を受けるので、一概には仕事をしているのかは分かりません。

ただ、わたしが20年前に海外についていった時よりは、格段に起業のハードルは下がっているので、駐夫をしながらも自分のビジネスを立上げるのは可能です。
そう考えると、キャリアを中断させ、あるいは会社を辞めたことについては、大きな後悔は必要なくなるでしょう。

駐在から帰国したらどうするの

休職扱いであれば会社に戻るのもありだろうし、駐在期間中にビジネスを始めておけば、帰国後にも継続してビジネスを大きくすることも可能です。

とはいえ、現実問題で言えば、キャリアを中断、あるいは捨ててしまったら、その道に復帰するのはそう簡単なことじゃないでしょう。
また、仕事を辞めてしまっているのであれば、再就職も考えることと思います。
年齢的に40代であればまだ再就職の可能性はありますが、50代で本帰国になると、再就職自体が一気に難しくなります。

そういった意味でも、駐夫になる時にはしっかりとキャリアプランを考えておいた方が良いです。
自分で起業することもまた、ひとつのチャンスであるので検討してみてもいいのではないでしょうか。

駐夫は家族を優先させたひとつの形

駐夫になるという選択は、家族全体の大きな決断です。
海外への単身赴任はそれほど珍しいことではありませんが、それは男性が単身赴任する場合だからです。

子どもがいれば、お母さんが海外単身赴任という選択肢はなかなかとれません。
ほとんど無理ではないでしょうか?
そうなると、家族全体で海外駐在に行かざるを得ませんから、お父さんだけ日本に残るというのも、難しい選択ではないでしょうか。

駐夫になるにはその背景からして、割り切れない思いや苦悩があります。
そういう事情がいつの日か、しっかりと理解される日が来るといいと思います。

あああ

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