セールスライティングの文章構造には型があって、人の心を揺り動かす書き方があります。
まずはセールスライティングの目的を考えてみます。
さらに、ここではDaiGoさんの書籍に書かれている心を動かす文章の書き方と、メジャーなPREP法・PASONAの法則についてお伝えします。
なぜそのライティングするのか?
ライティングには目的があります。
その目的とは、人を動かす事、つまりメールマガジンへの登録だったり、資料請求であったり、商品・サービスの行動だったりします。
この目的を忘れてしまうと、セールスライティングの軸がぶれてしまいます。
ジョンケープルズは、見出しは第一段落を読ませることが目的であって、第一段落は第二段落を読ませる事が目的、第二段落は第三段落を読ませる事が目的、と滑り台のようにコピーを読ませて、商品の購買に結びつけると言っています。
ライティングで人を動かす要素
DaiGoさんの「人を操る禁断の文章術」によると、文章で人を動かす7つのトリガーが紹介されています。
1.興味
2.ホンネ・タテマエ
3.悩み
4.損・得
5.みんな一緒
6.認められたい
7.あなただけの
この7つの要素のひとつ、あるいはいくつかを文章にちりばめて書く事で、人の心を動かす事ができるとあります。
例えば「あなただけの」を使った文章はこんな感じになります。
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このように書かれていると、つい行ってみたくなりませんか?
その「行ってみたくなる」と言う行動を引き起こせるセールスライティングこそが、優秀な文章です。
ライティングに参考になる書籍についてレビューしています。
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PREP法が一番メジャーで手軽
PREP法は、結論を先に持ってくる型となります。
ビジネスでは、結論が先に来ると説明が聞き入れやすくなります。
もちろんセールスライティングでも同じく、先に結論を伝えてからの法が相手の興味を引く事も充分あります。
PREP法は以下の順序で構成します。
Point:話しのポイント、結論
Reason:結論のポイントの理由
Example:理由を裏付ける実例
Point:結論(提案)を繰り返す
PREP法は以下のように書きます。
Point:
副業の内容はコンテンツ販売から始めるのがいいと考えます。
Reason:
50歳になると今までの経験や仕事の知識がかなり蓄積されています。
それを欲しいという人も周りにかなり存在します。
Example:
中には包丁の研ぎ方を教えるだけで月に15万円も稼ぐ人もいます。
Point:
自分の知識・経験をコンテンツ化すると欲しい人にローコストで提供する事ができます。
ビジネスシーンでもできるビジネスマンはこのような型を無意識に使っているでしょう。
一度覚えると、簡潔に文章がまとめられるのでオススメです。
PASONAの法則でライティングする
セールスライティングで一番メジャーな文章術は、PASONAの法則です。
ダイレクトレスポンスマーケティングでは、この型を使ったランディングページが数多くあります。
Problem(問題のクローズアップ)
Agitation(共感・煽り)
Solution(解決策)
Narrow down(絞り込み)
Action(行動)
このような構成になります。
痩せたいのに痩せられない、という問題を抱えていませんか?
自分も何度もダイエットしては失敗を繰り返していました。
でも、この方法に出会ってから劇的に痩せました。
この方法をお伝えするのは危険なので今日申し込んだ人だけに教えます。
今すぐメールアドレスを登録してくれたらすぐに痩せる方法のレポートを送ります。
こんな感じでPASONAの法則に沿って、ランディングページを書いていきます。
ダイレクトレスポンスマーケティングの書籍はたくさんありますから、たくさんの事例を参照できます。
読む人に何をしてもらいたいのか?
大切なのは、ライティングの目的です。
どんな行動を望むのか、何をして欲しいのか、が明確になれば、型が決まります。
資料請求して欲しい、メールアドレスを登録して欲しい、注文して欲しい、こうした目的が必ずあります。
その行動を促すには、7つのトリガーをPREP法やPASONAの法則にちりばめてライティングしていきます。
ビジネスは売上を上げなければ、ビジネスとして成立しません。
インターネットを介したビジネスであれば、文字で相手の心を動かすしか方法はありません。
もちろん、動画もありますが、動画を観てもらう入口は文字情報ですから。
まとめ
セールスライティングは、型と書き方があります。
1.PREP法
2.PASONAの法則
そして、セールスライティングには明確な目的があります。
それは読んだ人に行動をさせるということです。
その行動とは、購入だったり申込だったり、何かのアクションとなります。
してもらいたい行動をさせることができるセールスライティングは、マーケティング的には良い文章と言えます。