ストーリーテリングの事例はたくさんあります。
特にディズニーはその宝庫ですね。
また、ハリウッド映画もストーリーテリングの手法で映画が作られています。
もっともストーリーテリングというより、ヒーローズジャーニーと呼ばれる手法が有名ですが、映画の場合は。
みんなが涙したタイ保険会社のCM
あまりにも有名かもしれませんが、タイの保険会社のCMは、かなりなけるストーリーが多く、思わず引き込まれてしまいます。
善人がピンチに陥って、最後には救われる、そんなストーリーテリングの事例です。
CMは最後にありますので、まずは流れを分析して見ましょう。
それからCMを観た方が感じるものが多いかもしれません。
人情が人柄を現す
まず、屋台というか食堂というか、答案アジアでは割とよくある食堂から始まります。
もっとも薬を万引きするという子どもの行為から展開がされるので、その子がなぜそんなことをしたのか、きっと親が病気なのにお金がなくて、と想像できてしまいます。
この時点ですでに貧乏を経験したことある人は、感情移入をします。
そして食堂の心優しいオヤジさんが助けてくれます。
善人がなぜそんなめに?
情に厚いオヤジさんは、ホームレスが来ても優しく対応してくれます。
娘さんはそんなお父さんを否定も肯定もできないような表情です。
オヤジさんの人柄が偲ばれるエピソードの次に、ピンチが訪れます。
貧乏人が高額の医療費に絶望しつつも、オヤジさんの回復を願う娘さんの気持ちが痛いほど分かります。
どうして、善人がそんな目に遭わなければいけないのか?
ピンチがやってくる展開に目が離せなくなります。
情けは人の為ならず
学の医療費にピンチに陥って絶望するのは、誰でもその場面になれば同じような気持ちになるでしょう。
家財道具を売り、そして商売道具を手放さなくてはならない。
その後の再起はどうするのか?
オヤジさんが回復した後に、どうやって生活していくのか?
そんなことを考える前に、今出来ることだけをやらざるを得ない状況は心にずっしり重くのしかかります。
ただ、そんな状況にあって、過去の情けが巡り巡って返ってきます。
ここまでかなりの共感を引きつけているストーリーテリングの流れで、見ている人は一気にラストまで引き込まれます。
涙なくして観れない物語へとでき上がっています。
深く刺さるストーリーテリング
人への親切がはたして自分に返ってくるのか?
それは誰にも分かりません。
今すぐに返ってくるのか、それとも時間が経ってからなのか、あるいは返ってこないのか。
恐らく、返ってくることを期待する人はいないと思います。
だからこそ意外性が強く、ストーリーに引き込まれるのです。
この動画は、誰もが最後には涙すると思います。
特に、家族がいて、そしてその日を精いっぱい生きていている人であればあるほど。
ぜひ最後まで動画を観てみてください。
そしてストーリーテリングの手法で、この展開を自分のコピーライティングに活かしていきましょう。